学校紹介
講師・スタッフ紹介
平田 すづ子
(視覚情報デザイン系 パッケージデザイン講師)

ディスプレイ・パッケージデザイナー
PPIC所属。パッケージデザイナーとして、菓子類、酒類、各種食品などのラベルや個袋、パッケージを手掛ける。福岡市東区で立ち上げたチョコレートショップ「小さなゆとり」の総合プロデュースにも参加。
─ 先生の基本的な仕事内容や活動内容を教えてください。
ペーパークラフトを中心とした立体造形でしょうか。主にディスプレイ、広告媒体等で、その他、パッケージ、商品企画もやります。でも今は、所属している会社が経営しているハヤシライスとチョコレイトのお店に割く時間が一番多いかな。
─ 先生の今までのキャリアを簡単に教えてください。
短大を卒業してすぐ、PPICという個人のデザイン事務所に入り今もずとそこに勤めています。この会社は、大本は「かみ研」ていう立体造形の研究グループを母体としていて、その後印刷会社のパケージの構造を担当する部門として営業体になったそうです。でも私が入社したころはディスプレイが中心になりつつありました。バブルの走りという頃でしょうか。
─ 先生が今関わっている仕事やプロジェクトの内容を詳しく教えてください。
お店が六本松と、事務所のある東区松島にありますがどちらももう8年以上になりま す。ここをこのきびしい経済環境のなかで運営していくことと、20年以上続けさせ て頂いている風月フーズさんのペーパークラフトの仕事をライフワークとしてもっともっと進化させてゆけたらと思っているんですよ。
─ 仕事の中で印象に残ったエピソードはありますか?
時折り、ペーパークラフトを見られた方から、直接ご連絡頂く事があるんですけど、先月も自閉症の児童にぺーパークラフトの唐辛子を見せたいとご相談がありました。そんな時にこの仕事に就けて幸せだったなと感じます。
─ 先生の趣味はなんですか?
短歌です。風月フーズでデザイン監修をしていらっしゃった先生に仕事が御縁で師事しています。白路という結社に所属しもう7~8年になるかな。先生は短歌は趣味ではありませんとおっしゃいます。もちろん、生業でもありませんが、自らの因って立つ処のものっという意気なのでしょう、でもわたしなんぞはまだまだ趣味の域を出ていません。生徒諸君のことを歌材にお借りする事もありますよ。
─ 先生がデザインを始めたきっかけを教えてください。(具体的に志した時期はいつでしたか?)
筑陽高校のデザイン科を出たんですが、そこでデザイン初体験しました。筆で文字や絵を描いたり、線の引き方や、面の分割など基礎技術を一年の時にしつこくやりますけど真っ白な紙に一本の線を描きはじめる緊張感やわくわく感、無から有を造り出す瞬間、私のデザインの原点はそこにあると思います。
─ 先生が影響を受けた人やモノ(作品)は?
商業デザインの世界では三宅一生。機能が実用と結びつき人に好まれるスタンダードな商品を造り出す力に。アートではヘンリームーア。彼の彫刻は、市内でも見る事が出来ますが、卓越した抽象性と生命力の表現、安定と緊張のバランス感覚に憧れます。
─ 先生がデザインの情報を得る手段を教えてください。
ウィンドウディスプレイの仕事が中心だったころは時代の少し前を表現している雑誌をよく見ていました。今は音楽に時代の匂いを感じる瞬間が多いかな。
─ 最近気になるアーティストや作品があったら教えてください。
一青窈。
─ 先生から学生へオススメの情報を教えてください。(デザイン関係以外にも、なんでもいいです。)
土曜日の夜NHKラジオで携帯短歌というのをやっています。5、6回くらいしか聞 いて無いけど、若者からメールで送られて来る短歌を、若い評者やゲストがアナウンサーと共に紹介していくというものです。若い人の新鮮な感性、感情表現に打たれることがあります。
─ 福岡という場所についてどう思いますか?
海、里山、山、観光地、都心、空港どれもわりと近くにあって理想的な場所じゃないでしょうか。突出したものがなくても、田舎と都会、自然と人工が緩やかに連係協調し、それぞれが成り立つ関係ができたらいいですね。そうしたらそこに都会向きじゃ ない新しいクリエ ーティブな仕事も生まれてくるんじゃないかな。
─ FDSについてどう思いますか?
先生方が全力で学生を社会に押し出そうとしていらっしゃいます。短時間で、個々に適した技術、社会で生きていく力を身に付けさせて一人立ちできる切っ掛けを作っておられる真剣さには頭が下がります。
─ 先生が今後やってみたい活動や将来のビジョンなどありましたら教えてください。
何時か作品集を出したいです。
─ 先生にとってパッケージとは何ですか?
パッケージは商品の本質ではありません。主、従でいうと従。だけど包むものの本質を掴まないと良いパケージは出来ません。良く考えて、問題を解決して、その先にオリジナリティーが必要とされるそれがパッケージだと考えています。
─ 今からデザインを始めようとしている人(入学を考えている)に心構えを指南してください。
無から有を造り出す面白さにハマって下さい。
─ 最後に先生から今のFDS学生にひとことメッセージを。
その時々に自分の能力を充分出し切っていけば、周りがあなたを育ててくれますよ。
以上、ありがとうございました。
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