福岡デザイン専門学校

学校法人双葉学園 福岡デザイン専門学校

一人ひとりと向き合う
デザイン教育を。

多種多様な価値観が交差する現代社会において、既成概念にとらわれず幅広い視野で物事を観察し判断すること、グローバルな視点で物事を考えることが重要になっています。
「デザインは加減です。」
双葉学園創立者である内田チサ先生が残された言葉です。足りないものをくわえ、余分なものを減らす。私たちはこの加減というバランス感覚を養うことこそデザインの本質だと考えます。
学生一人ひとりの潜在的な能力を見い出し、デザインを通して、社会の諸問題に立ち向かうための力を養い、人と社会をつなぐ、社会価値の創造を目指します。その実現に高い志をもち、挑戦し続け、創造的環境の場であることを大切にします。

期待する学生像

入学受入の基本方針

優れたデザイナーを志し、感性豊かな造形表現力を身につける意欲を有するものを受け入れます。
本校の教育方針における基本的な考え方は次のとおりです。

・幅広い視野で物事を観察し、学ぶ姿勢を持つ。
・豊かな感受性と柔軟な発想力を持つための努力を惜しまない。
・さまざまな立場の人と意見を交わし、お互いを尊重し協調する。
・デザインを通して、人と社会をつなぐ新しい価値の創造に意欲を持つ。

佐藤 俊郎(理事長)

理事長あいさつ

あなたの未来は
「デザイン」の中にある

現在、私たちの社会は様々な困難に直面し、日々激変しています。世界的なコロナの感染拡大のみならず、環境問題、自然災害、少子高齢化、さらに人工知能など今までに経験したことがない、新たな局面です。それはVUCAつまりVolatility=不安定、 Uncertainty=不確実性、Complexity=複雑、Ambiguity=曖昧という4文字で表現される世界です。
これまでの成功体験や知恵が通用しない未知の世界かもしれません。このような状況で、「デザイン」はどのような役割を果たすのでしょうか。
デザインは、単に美しい形状や色彩をまとった商品や作品をつくることではありません。問題の本質をとらえ、鋭い感性と合理的判断で、最善の解決案を提示していく行為です。さらにデザインを通して日常生活の質を高め、生活を豊かにし、社会に貢献していくことが究極の目的です。また、デザインは一部の特殊な人の才能ではなく、日常生活の様々な場面で有効な生活の術(すべ)であり、創造的な考え方でもあります。
さらに「デザイン」は社会生活に密接に関連する実学であり、単なる学問領域ではありません。したがって、その本質を学ぶには、多くの実例を体験し、自らの手を動かし、成果としてまとめる専門性を学ぶことが極めて重要です。最後までデザインを成し遂げるには「志:こころざし」が必要です。この不透明な時代にあって、同じ志を抱く学友たちと、創造的な学びの場でデザインの可能性を探求し、自らの未来を切り開いてください。

理事長 佐藤 俊郎

九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)環境設計学科、カリフォリニア大学ロスアンジェルス校(UCLA)修士課程修了、GKインダストリアルデザイン研究所、 Barton Myers Associates, Kajima Associatesなどを経て、1995年に(株)環境デザイン機構設立。
2020年より学校法人双葉学園福岡デザイン専門学校理事長
専門領域:都市計画、まちづくり、建築設計、展示デザインなど

伊場 芳朗(理事・学校長)

学校長あいさつ

自ら発想できる人になる。
教養からのデザイン教育。

デザインとは、見えないものや形のないものに形を与え、みんなが見えるように整えてあげる作業。言い換えれば、“翻訳”です。例えば、手ですくって水を飲んでいた人に、器を差し出してあげれば、水はもっと飲みやすくなります。ではどのように器というものを考えつき、形にするのでしょうか。見えないものに形を与えるためには、一度言葉に置き換えて、自分なりに解釈する必要があります。そこに、デザインの前段階にある教養というものが重要になってきます。福岡デザイン専門学校は、デザインのための具体的な技術を教えることはもちろんですが、それ以上にデザインの基礎や教養に重点を置いて、教育を続けてきました。想像を巡らせ、発想を豊かにするベースとなる、教養。それは、その時々の流行りに応じた一過性のデザイン教育では身につかないものです。
福岡デザイン専門学校は、思考の訓練や形や色彩といった人の根源的な感情に訴えかけるデザイン教育を進め、創立から 2 0 年以上経った今では、社会の中で立派に活躍する多くの卒業生を輩出するまでになりました。変化の激しい現代において、誰もがデザイナーになれる簡便なマニュアルは、もはやありません。先生の真似をしても、デザイナーにはなれません。自ら発想し、“翻訳”できる人を育てていくことが私たちの使命であり、私たちの存在価値でもあると、考えています。

理事/学校長 伊場 芳朗

美術家。多摩美術大学、美術学部絵画科卒。美術研究所画塾主任、九州産業大学非常勤講師等を経て、1996年福岡デザイン専門学校創立に参加。2012年より現職。主に基礎造形、表現技法を中心に指導。個展や企画展参加を中心に作家活動。 NPO法人FUKUOKAデザインリーグ理事。日韓現代絵画協会会員。

理事 鮎川 透
理事 田名部 徹朗
理事 下川 一哉
理事 田所 恵介
監事 篠田 正浩
監事 栗原 英雄

学校法人双葉学園 福岡デザイン専門学校
学校名 学校法人双葉学園 福岡デザイン専門学校
所在地 〒810-0042 福岡県福岡市中央区赤坂1-10-10
海外提携校 国立彰化師範大學付属高級工業職業學校(台湾・彰化市)
華夏技術大学(台湾・台北市)

創立者 初代理事長 内田 チサ

創立者 初代理事長

内田 チサ(1907-1999)

杉野学園ドレスメーカー女学院を卒業後、服飾教育研究のために欧米に留学。1937年に双葉洋裁女塾を創立、1950年には双葉学園洋裁専門学院を創立し、学院長として教育にあたるなど一貫して服飾分野を歩き続けた。時代の変化の中で「これからはデザインが重要になってくる」と決意。1997年に91歳で学校法人双葉学園福岡デザイン専門学校を創立し、初代理事長に就任。夢のある個性的な教育を方針に掲げ、デザイナー育成に努めた。

The history沿革

1937 元理事長・内田チサにより「双葉洋裁女塾」を福岡市に創立
1950 文部大臣認可を受け「財団法人 双葉洋裁専門学院」を設立
1960 福岡県知事の認可により「学校法人 双葉洋裁専門学校」を設立
1993 「学校法人 双葉学園」に名称変更
1997 福岡県知事の認可により「福岡デザイン専門学校」を設立
環境デザイン科・視覚情報デザイン科を設け、開校
2006 創立10周年を迎える
2012 学科名を「クリエイティブデザイン科」に、「視覚情報デザイン系」、「立体空間デザイン系」に名称変更
「別科・総合デザイン研究科」を設置
2014 3年制「総合デザイン科」・4年制「高度総合デザイン科」・1年制「基礎デザイン科」を設置
「視覚情報デザインコース」、「立体空間デザインコース」に名称変更
2016 「職業実践専門課程認定学科取得校」に認定
創立20周年を迎える
2017 1年制「基礎デザイン科」を改め、1年制「リカレントデザイン科」を設置
2021 創立25周年を迎える
2023 3年制「総合デザイン科」を「クリエイティブデザイン学科」へ名称変更、
「リカレントデザイン科」を「イノベイティブデザイン学科」へ名称変更